ミニマルで控えめなエボニーブラックのファサードは、ガラス窓越しにエレガントで落ち着いた雰囲気を見せる。店内では、ブロンズのお面が、シックで親しみやすい雰囲気の中で一流の日本料理を味わうために訪れた客たちのテーブルを見守っている。扉を開けるとすぐに、落ち着いた雰囲気の店内に引き込まれる。
マレ地区のビストロ「Oni-San」の弟分である「Ojii」は、今度は サンジェルマン地区で、私たちをトレンディな東京のバーの雰囲気にいざなう。メニューには、驚くような洗練されたレシピで、特別な食材が紹介され、シェアしてもしなくても、 日本の美食の醍醐味を味わえるようにデザインされている 。 。値段は一般的にやや高めだが、店の格とレシピに見合ったものだ。とはいえ、予算を抑えながら料理体験を楽しむには十分な品揃えだ。
最初から カクテルの誘惑に身を任せることをお勧めする。あるいは、アルコールの有無にかかわらず、サプライズを求める舌を誘惑するような、オーダーメイドの創作料理があればなおよい。前菜の中で、オジイは トロのタルタル(28ユーロ)で強襲する。クロマグロの最も高貴な部位であるトロは、脂がのっており、腹に位置し、非常にとろける。
寿司は1貫7ユーロから15ユーロ。厳選された食材を使い、かつての輝きを取り戻す。寿司はすでに味付けされ、丁寧に組み立てられ、すぐに食べられる。
とろけるような肉質を昇華させる薄切り肉に、味噌ワサビソースがスパイスとして効いている。ローストしたそばの実が歯ごたえを加え、食感のバランスをとっている。
私たちの一番のお気に入りは、25ユーロの出汁入り 胡麻揚げ豆腐。この料理では、この食材に対する先入観を忘れてほしい。 ロースト香と心地よい風味を持つこのレシピで、オジイは力技を披露してくれた。少しカリッとしながらも軽い食感の皮が、豆腐の絹のような舌触りを生み出している。豆腐にまぶされたマスの卵が、料理にヨードの風味を添えている。この料理だけで、また 「おじ井」に行きたくなる。
私たちは、お客様に特別な商品を提供することをお約束しましたが、メニューの主役のひとつであり、肉好きなら目を離すことができない 和牛も忘れてはなりません。この和牛が特に珍重されるのは、監視、忍耐、給餌と動物の世話の両面において非常に厳しい方法で飼育されるからだ。その結果、格別な霜降りの肉が生まれるのだ。もちろんOjiiのメニューにもある!例えば、北海道産和牛のアントルコート(65ユーロ)は、照り焼きソースに包まれた非常に柔らかい肉を味わうことができる。
まだデザートを食べる余裕がある?それなら、 エンツォ&リリーの抹茶とカカオのアイスクリーム・ボウルがおすすめだ。このフロストデザートの食感は驚くほどシルキーで、この特別な抹茶の風味を忠実に再現している。チョコレートの贅沢な味わいは、抹茶に負けることなく、チョビラーを満足させるに違いない。この2つの気まぐれなフレーバーは、バランスもうまくとれている。
アルコールの乱用は健康に害を及ぼしますので、節度を持って摂取しましょう。
このテストは、プロの招待客として行われたものです。もし、あなたの体験が私たちと異なる場合は、コメントでその旨をお伝えください。